愛車がスマートキーとプッシュスターター式なら利用できる市販のデジタルキー「THE CUP」が1万2700円〜登場

■家族でクルマをシェアする際に便利で、リレーアタック方式の車両盗難防止にも

BMWやメルセデス・ベンツ、テスラ、ホンダ(Honda e、新型ヴェゼル)などが採用しているデジタルキーは、手持ちのスマホに専用アプリをインストールすることで、スマホでドアのロック/アンロックやエンジンの始動、エアコンの作動のほか、メーカーによってはドアロックの確認なども可能な便利な機能です。

また、ホンダは、リモコンキーを家に忘れるなどしてもデジタルキーがあれば、ドアのロック、アンロック、エンジンの始動などが可能になっています。

そのほかデジタルキーは、リモコンキーがなくてもスマホがあればOKですので、家族などでクルマのシェアをする際も便利です。しかし、現時点で採用されている車種はまだ少なく、オプション設定がメインですので、オプション費用が掛かるのもネック。

そんな中、市販用品としてリモコンキー(スマートキー)をデジタルキーに変えることができる「THE CUP」という商品がセトワークスからリリースされました。

愛車がスマートキーとプッシュスターター式なら利用できる市販のデジタルキー「THE CUP」が1万2700円〜登場

「THE CUP」は、一般的なスマートキーのようにキーの内部にシステムを搭載する原理ではなく、「THE CUP」の中にスマートキーを入れると、クルマのキーボタンを物理的に直接押す方式が採用されています。クルマと直接通信はせず、クルマのスマートキーが必要であれば、いつでも取り出して利用することが可能。

この「THE CUP」は、スマートキーとボタン式(プッシュ式)のエンジンスターターを備えるクルマなら対応可能だそうで、1万2700円(※Makuakeでの超早割価格)という価格設定になっています。

この「THE CUP」は、常時車内に置いて使用し、スマホ・アプリでドアのロック/アンロックが可能。家族や会社などでクルマをシェアする際もスマホ・アプリで容易に利用できます。ただし、安全性の面から同時接続は、2台までになります。

また、近年問題になっている「リレーアタック」と呼ばれる車両盗難にも対応します。同方式は、クルマのキーが放出する信号を増幅し、キーを持っていると認識させてドアが開錠される車両盗難です。「THE CUP」は、スマートキーが車内にあるため、ドアの開錠自体が無効になり、リレーアタックによりドアが開錠されることを防ぎます。

さらに、強力なアルゴリズムによるセキュリティを提供し、ペアリングした後にパスワードをサーバーではなく、アプリのストレージに保存する二重のセキュリティ方式も採用されています。

(塚田勝弘)

【関連リンク】

Makuake「THE CUP」https://www.makuake.com/project/thecup/

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