ホンダ ヴェゼルと言えば、世界中で販売されているコンパクトSUVで、2019年には世界で最も売れた車ランキングで14位に入るほどの人気車として知られています。【画像】ホンダヴェゼルの外観2021年4月にはフルモデルチェンジを行い、2代目ヴェゼルが登場。「AMP UP YOUR LIFE(アンプ アップ ユア ライフ)」をコンセプトに、日々の生活の楽しさを増幅(AMP UP)することを目指したシティ派のSUVとして注目され、2021年11月には、特定非営利活動法人 日本自動車殿堂主催の「2021~2022日本自動車殿堂 カーデザインオブザイヤー」を受賞しました。今回は、2代目ホンダ ヴェゼルがどのような車なのか紹介します。
水平基調のデザインを採用し、よりスマートになったエクステリア
2代目ヴェゼルのエクステリアデザインは、クーペ風のプロポーションを採用しつつ、全席で爽快な視界を提供するための「スリーク&ロングキャビン」を採用することで、初代ヴェゼルと比較して、全体的なスタイリングは大きく変化しました。初代ヴェゼルは、跳ね上がったダイナミックなキャラクターラインや、張り出した前後フェンダー、リアウィンドウを比較的寝かしたスタイルが特徴でしたが、2代目ヴェゼルでは、ボディカラー同色のフロントグリルに、サイドのラインを前後に貫かせた水平基調のデザインを採用することで、シンプルながら塊感があるSUVに変わりました。また、空力性能を追求するためにF1のパワーユニットの設計や開発などを行うHRD Sakuraの風洞実験施設にて検証を重ねることで、エアロパーツを追加するのではなく、各部の形状を最適化することで、クラストップレベルの空力性能を実現しています。カラーリングは、プレミアムサンライトホワイト・パール等の6色に、カラーリングによってルーフがブラックかシルバーのカラーリングになる2トーンカラー5色の、合計11色を用意しています。
シンプルながら高級感あるインテリアに、新世代コネクテッドシステムも用意
インテリアのデザインでは、エクステリアのコンセプトと同じく水平基調を元にしたインストルメントパネルをベースに、かたまり感のあるソリッドなフォルムにした一方、触れる部分には、柔らかな触感のパッドを採用し、シンプルながら高級感を実現しました。そして、オプションで新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダコネクト)」を使用したコネクテッドサービスも用意しています。このシステムは、通信機能を使うことで、カーナビゲーションシステムを自動的に更新できるだけでなく、スマートフォンでドアロックやエアコンの遠隔操作や、愛車のキーとして利用できます。また、運転中に、車内で快適さを広げるための多彩なアプリを提供する「Honda アプリセンター」や、車内をWi-Fiスポットにすることで、インターネット接続が楽しめる「車内Wi-Fi」などの機能を搭載することで、より快適なドライブを行うことができます。