Chart Wi-Fi Childnstruction solution image
E500は、1台で半径300mと広範囲をカバーできる特徴を持つ。横方向だけでなく、上下にも電波を飛ばすため、縦方向にエリアを拡張していきたいビルの建設現場などでも活用できる。消費電力も標準で8W程度と低く、小型モバイルバッテリーを用意すれば1日持続する。耐環境性についても、IP67に適合し、塩害にも強いため海沿いのエリアでも利用可能だ。HWL-2511-SSは動作温度が−20℃〜+60℃と幅広く、建設現場はもちろん、工場や発電所など過酷な環境にも導入されている。名刺入れサイズほどの小型・軽量なので、設置もしやすい。価格は、E500が18万円、HWL-2511-SSが8万3000円(いずれもメーカー希望小売価格)と手頃だ。機器だけでなく、「LTEの回線契約もハイテクインターが代行することで、別の会社とやり取りする必要なく、当社がワンストップでご提供できる」と同社の松井仁志氏は話す。2.4/5GHzで冗長化 途切れないWi-Fiが作れるさらにハイテクインターは、通信が途切れると困る現場に最適な「回線冗長化ソリューション」も用意している。Wi-Fiは、近隣のAPの干渉を受けやすいほか、5.6GHz帯を使う気象レーダーや航空レーダーの電波を検出した際には他のチャネルへ移動する必要があり、場合によっては1分程度通信が途切れることもある。回線冗長化ソリューションなら、2.4GHzと5GHz帯の2本で冗長化し、片方が切れるとシームレスにもう一方の回線に切り替えることで、途切れずに通信を継続できる。「配線が難しい工事現場や駐車場、工場などの映像伝送などに多く導入されている」と同社の川辺治郎氏は語る。(From left) Hitoshi Matsui, Director of the High Text Division Division, Mr. Jiro Kawabe
参考価格は、無線AP4台と回線冗長装置2台を組み合わせても28万円ほど。IPカメラや録画装置も取り扱っているので、セットで提供することも可能だ。Wi-Fi環境の構築にあたってはこうしたソリューション自体の強みはもちろん、ハイテクインターの豊富なノウハウも生かされる。「当社はモノを売るだけではなく、様々なお客様の現場で構築支援もしている。現場の特性を見て、最適な取り付け方などしっかりサポートさせていただく」と川辺氏は説明する。また、「建設現場の困りごとやご要望を相談していただければ、当社のノウハウや製品ラインナップをもとに、前述のソリューション以外にも様々なご提案ができる」(松井氏)。建設現場のWi-Fi環境を簡単に構築したい、強化したい企業にとって、ハイテクインターは頼もしい味方になってくれるだろう。