Necessities for staying in winter cars

冬の車中泊の必需品車中泊が人気です。ひとことで車中泊と言っても仮眠的なものから、キャンプのテント代わりとする車中泊までそのパターンはいろいろです。これから寒くなる時期、快適にそして安全に車中泊をするためのアイテムとともに注意点もお知らせします。

冬の車中泊の必需品

If you can use 100V power supply, you will be super comfortable in camping and cars!?

まずは安全のためにNGな話から車中泊は危険も伴いますのでNGの話から始めたいと思います。まず、エンジンは停止状態にします。そもそもすべての都道府県でアイドリング防止条例があるので、エンジンを掛けっぱなしでの車中泊はできません。エンジンを掛けっぱなしで寝ていて、何らかの条件が揃って一酸化炭素が発生した場合などは中毒を起こす可能性もあります。ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車もシステムはダウンさせておきます。電池がなくなるとエンジンが始動する可能性があります。自分はしっかりエンジンを切っているのに隣に停車しているクルマがエンジンを掛けっぱなしにしていることもあります。サービスエリアでの仮眠などではエンジンを掛けっぱなしにしているクルマもあるので、そうしたクルマの近くには止めないことが大前提。隣にクルマが来ないような場所で仮眠を取ること。長時間は寝ないで、1時間くらいで起きて周囲を確認、安全でないと感じたら場所を移動するなどしましょう。防犯も気をつけたい部分です。ドアロックをしっかりとして寝ることはもちろんですが、あまりに人気のないところでの車中泊は危険を伴います。車内が見えるようにして寝ることも危険ですから、フロントウインドウには日よけのシェードを置くなどするほか、サイドウインドウからも車内が見えないようにしておくことが大切です。サイドウインドウを完全に目隠しする必要はないですが、ちょっと見て車内が見えるような状態は避けたいものです。そして、万が一のために防犯ブザーも用意しておくと安心です。防犯ブザーはいざというときに鳴らないと意味がないので電池切れのお知らせ機能と懐中電灯としても使えるものが便利でしょう。なんと言っても便利なのがシュラフ冬のテントで使うにはマミー型と言われるミイラように顔だけを出すタイプのものが暖かくていいのですが、温度調節がしにくいという面があります。そのため車内で使うのなら封筒型のほうが便利でしょう。封筒型のシュラフは広げて毛布のように使うこともできます。スキー場の駐車場で営業開始待ちなどで車中泊をする際は封筒型シュラフにマミー型シュラフを組み合わせたり、封筒型シュラフの中にオーバーパンツをはいた状態に入ったりといった方法でより暖かい睡眠をとることができます。オーバーパンツはさまざまな場面で役立つので、用意しておくと安心感が高くなります。モバイルバッテリーを使った電熱用品もあるクルマのなかではどんな状態でも火気を使うのは危険です。車内で暖房を使えない状態のときは、火気以外の方法で温める必要があります。もっとも手っ取り早く使えるのは使い捨てカイロでしょう。使い捨てカイロは空気中の酸素とカイロ内の鉄粉が化学反応して熱を発します。使い捨てカイロは、貼って使うタイプと貼らずに使うタイプがありますが、貼らずに使うタイプのほうがより高い熱を発するようになっています。最近はさらに高熱を発するタイプもありますが、低温火傷などをおこさないように注意したいものです。最近の流行りとなっているのがモバイルバッテリーを用いた電熱用品です。ベストなどの着るタイプのものから、ブランケットなどのものも存在します。いずれも電熱線の入った布を身にまとうことになりますが、効率を考えると身体に密着したほうがいいことになります。そうなるとブランケットよりもベストがいいでしょう。モバイルバッテリーは市販のものを使いますが、信頼性高いものを使うことが大切です。万が一モバイルバッテリーが膨らんできたときなどは使用を停止して、リサイクルに回します。一般ゴミとして廃棄することは絶対にやめましょう。冬の車中泊でちょっと寒いときにプラスアルファで使えて便利なのが、飛行機の中で使われているブランケットです。飛行機内で使われるブランケットは防炎となっていて安全なうえに、かさばることなく、それでいて暖かいという利点があります。繊維が抜け落ちて車内を汚すこともないのもうれしい点です。シュラフに入って首まわりが寒いときに巻いたり、普段使いで膝掛けにしたりとなにかと便利です。