70平米の土地に新築の平屋を建てたい! おすすめの間取りや価格相場、注意点について解説

平屋の特徴とは?

平屋とは、一階建ての住宅のことをいいます。階段がなくて家事動線や生活動線がスムーズなため、車いすの人や高齢者も暮らしやすく、バリアフリー住宅にも適しています。

設計の自由度が高く耐震性も強いことから、近年は幅広い世代から人気です。平屋のメリットは上下階の移動がない分、生活しやすく、住む人同士のコミュニケーションが取りやすい点などが挙げられます。

一方、デメリットとしては、2階建て住宅よりも広い敷地が必要になることや、基礎工事や外壁工事などが2階建て住宅よりも割高になる点があります。

場所によっては光が届かずに暗くなってしまったり、水害の危険がある地域は上の階に避難できなかったりするため平屋には向いていません。また、外からの侵入に備えた防犯対策も必要になるでしょう。

70平米は広い? 最適な世帯構成は?

平屋を70平米の土地に建てる場合、どれくらいの大きさの家が建てられるのでしょうか。70平米は約21.18坪ですので、建てられる家は比較的小さな狭小住宅となります。

土地の建ぺい率や容積率によっても異なりますが、70平米の土地に平屋を建てて暮らす場合は、夫婦二人で2LDKの間取りであれば窮屈に感じることなく暮らせるでしょう。

70平米の土地には、子どもを含めた最大3人までが適切です。

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70平米の土地に建てる平屋の間取り事例

それでは次に、70平米の土地に建てる平屋の間取りについて紹介します。

70平米の土地の場合は、敷地内で建物が建てられる割合(建ぺい率)が最大で80%と決まっているため、最大で約56平米の建物面積の平屋が建てられる計算になります。

 70平米の土地に新築の平屋を建てたい! おすすめの間取りや価格相場、注意点について解説

ここでは、建物面積が56平米以下の平屋の間取りを紹介します。

2LDKの間取り

上記の間取りは平屋の2LDKの間取りです。水回りの動線がコンパクトに配置されていますが、洗面所やLDKともにスペースに余裕があり、2つの居室にも収納スペースが備わっています。

四方に窓があるので採光・通風にも優れており、夫婦二人やシングル世帯にぴったりの間取りです。

3LDKの間取り

上記の間取りは平屋の3LDKの間取りで、LDKを挟んで3つの居室が配置されているのが特徴です。

玄関横のロフト付きの洋室は収納スペースとして活用することができ、キッチンとトイレ、浴室が近いので生活動線もスムーズです。

70平米の土地に建てる平屋の価格相場は?

70平米の土地に建てる平屋の価格は、住む場所や間取り、依頼するハウスメーカーなどによって金額が異なります。

一般的に、平屋は木造2LDKで建物面積が85平米(約26坪)のタイプが多く、建築費の目安は2,000万円前後です。

平屋は2階建てよりも土地と家にかかる税金「固定資産税」や「都市計画税」が高くなる傾向があり、建築費では基礎工事や屋根工事の面積が増えるため、坪単価も高くなりがちです。

ただし、居住面積が50平米以上ある場合は2022年3月までの新築に限り、固定資産税が半額に減額される減税措置の対象となります。

費用を少しでも抑えたい場合は、設計や間取り、設備をなるべくシンプルにするのがおすすめです。

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70平米の土地に平屋を建てるときの注意点は?

平屋を建てる際に注意したいのが、間取りです。特に以下の3つのポイントを意識して間取りを考えましょう。

ポイント

出入りしやすい平屋は、外部からの侵入も容易になりやすいため、割られにくい窓ガラスやセキュリティカメラの設置などを検討しましょう。

リビングなどの長時間過ごす部屋は、道路から見えないように工夫が必要です。また、家の中央部分は日当たりが悪くなりがちなので、トップライトや高窓を設けるのも効果的でしょう。

平屋を建てる場所はハザードマップで確認を

災害などの被害を受けるような土地では平屋は向かないため、土地選びの段階でハザードマップをしっかりと確認することが大切です。

コストについては、70平米であれば土地代はそこまで高くならないので、トータルコストを抑えたい場合はあらかじめ優先順位を決めて商品のグレードや素材の質などを選ぶようにしましょう。

まとめ

70平米に建てられる平屋は、2~3人程度が快適に暮らすことができる広さです。平屋は2階建てよりも費用が高くなりがちで採光や防犯対策も必要になります。

家づくりの際は平屋を得意とするハウスメーカーや専門家に相談しながら進めていくようにしましょう。

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