本田技研工業株式会社(ホンダ)は8月27日、新型電気自動車(EV)「Honda e(ホンダ イー)」を発表した。販売開始は10月30日から。価格は「Honda e」が451万円、「Honda e Advance」は495万円(いずれも税込み)。
ドイツでは「Honda e」は補助金が適用され、2万9470ユーロ(約372万円)から。日本では451万円(税込み)からと、80万円近くも高い計算になる。なお、価格の影響もあってか、販売計画台数(年間)は1000台としている。
「OK, Honda」と呼びかけられる
「Honda e」は、クラウドAIによる音声認識と情報提供ができる「Hondaパーソナルアシスタント」を採用。「OK, Honda」と呼びかけることで、音声認識により、最新かつ、リアルタイムの情報をオンデマンドに提供する。語りかけに対し、キャラクターが7つの表情で反応するなど、よりクルマへの愛着を感じられることを目指したという。
ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT」も搭載しており、ユーザーの使い勝手にあわせて最短1か月から利用期間を選択できるサブスクリプションサービス「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」で安心なカーライフを実現するとしている。なお、Honda Total Care プレミアムは別途申し込みが必要になる。
ワイドスクリーンで自在な操作性を実現する
また、「Honda e」は、世界初とうたう5つのスクリーンを水平配置するワイドビジョンインストルメントパネルを採用。中央には、12.3型のスクリーンを2画面並べた「ワイドスクリーン Honda CONNECT ディスプレー」を配置した。運転席や助手席でそれぞれ表示機能を選択したり、左右のアプリを入れかえたり、自在な操作性を実現するという。スマホと接続し、音楽アプリやエンターテイメントアプリも表示できる。
専用アプリをダウンロードすることで、スマホをデジタルキーとして使用でき、国産車初とうたうパワーオンまで実施可能。
ドアハンドルに触れると、ドアロックが解除
乗り降りにおいても「Honda スマートキー」を持って近づくと、自動でフラッシュアウターハンドルがポップアップ。ドアハンドルに触れるだけで、ドアロックが解除される。クルマに乗り込みドアを閉めると、乗車したことを検知し、自動でパワーがオンになる。運転者はシートベルト着用後にDレンジボタンを押し、アクセルを踏むだけで、走行できる。また、降りる際も、降りてドアを閉めると、自動的にパワーオフになる。
カメラミラーシステムで安全運転に貢献する
昼夜天候を問わず安心な視界を確保できるように、サイド/センターカメラミラーシステムを搭載した。サイドカメラミラーシステムは170万画素の高精細カメラを採用。カメラで捉えた映像はインストルメントパネル左右に配置した6型モニターに映し出し、従来のドアミラーと比べても違和感が少なく運転できる見やすい映像を表示するという。雨天時でも雨が付着したサイドウインドウを通さず、モニターで鮮明な映像を確認でき、安全運転に貢献するとのこと。
>>ニュースリリース