今、愛犬とキャンピングカーで旅行をする人が増えています。移動手段や宿泊施設探しが大変な犬との旅行も、キャンピングカーならプライベート空間を保ちつつ愛犬と一緒に楽しめます。気軽なレンタルから、自分好みにカスタマイズできる購入など、持ち方もさまざま。本稿では、犬連れでキャンピングカーを楽しむ飼い主さんの体験談を交えながらキャンピングカーについて解説します。
目次「もっと開く」キャンピングカーで愛犬と旅行する人が増えている
旅行に行くなら、家族である愛犬も一緒に……。近年、犬との旅行を楽しむ人が増えています。ペットと泊まれる宿はもちろん、ペット同伴OKのテーマパークや、カヌー・SUPなどのアクティビティーも増えていますが、問題は犬連れでどうやって移動するか。その答えの一つとして注目されているのが、「キャンピングカー」です。年々増加しているキャンピングカーユーザーですが、日本RV協会の調査『キャンピングカー白書2020』によると、これまで、退職した人の増加により、時間を気にすることのない長期型、自由な行動の周遊型行動が増えると予測されていたものの、現役世代の保有率が高まることで、仕事をしながらも、生活の中にキャンピングカーを取り入れる、新しいライフスタイルが生まれようとしていることが分かります。思い立ったときに出発でき、自宅のようにプライベート空間のまま移動できるのがキャンピングカーの良いところ。最近では犬が快適に過ごすためのドライブグッズや、ペットOKのレンタルキャンピングカーも増えてきました。でも、キャンピングカーと一口に言ってもいろいろな種類があり、費用や維持費など、「興味はあるけどわからないことだらけ」という人も多いと思います。そこで今回は、実際にキャンピングカーで犬と旅をしている飼い主さんのお話を交えながら、キャンピングカーの魅力について紹介していきます。関連記事犬と車でお出かけ!乗せ方や注意点、クレートなどのおすすめドライブグッズを紹介愛犬との旅を楽しむキャンピングカーユーザー
まずは実際にキャンピングカーを使って愛犬とのお出かけを楽しんでいるご家族を紹介します。体験談:スタンプー2匹と全国へ♪
@lovekaisaraさんキャンピングカーにはワンコたちを迎える前から乗っていて、温泉巡りや美味しい料理が食べられる居酒屋巡りをして楽しんでいました。保護犬だったスタンプーのサラとカイを迎えたのは1年半前です。迎えてからサラは車酔いをする子だったことがわかって、どうしようと思っていたのですが、なぜかキャンピングカーでは大丈夫だったんです。一度も酔ったことがないですし、最近では普通の車でも平気になってしまいました。キャンピングカーの注意点は、サイズと性能ですね。キャンプ場によって大きさの制限があるところがありますし、山道で木にぶつかったり狭い道が通れなかったりするので注意が必要です。性能は車によって全然違うので、レンタカーでいろいろな車を試してみるのがいいと思います。燃費も今の車は前の車の倍以上違ったりします。足回りの改造は必須で、タイヤの空気圧チェックも欠かせません。最近はペットと泊まれる宿も増えてきましたが、大型犬が2匹泊まれる宿となると限られてくるので、キャンピングカーがあって本当に良かったです。車中泊はキャンプ場を利用するときもありますが、高速のサービスエリア・パーキングエリアを利用することが多いです。ドッグランがあったり、犬と一緒にご飯が食べられるテラスでがあったりして便利です。これまで東北や四国に出かけていて、日本全国を周るのが夢です。
関連記事サービスエリアのドッグランおすすめ15選! 関東・関西から九州エリアまでスタンダードプードルの飼い方|大きさや性格、毛色、寿命などキャンピングカー以外の移動・宿泊の選択肢と比較
「ペットがいるから」キャンピングカーユーザーになったという人も多いようです。旅行に行く際、宿泊場所や移動手段を考えると、キャンピングカーの優位性は高く、キャンピングカーとペットの相性は良いといえます。実際にキャンピングカーユーザーは、ペットを連れて旅行に行っているのでしょうか。その回答は、39.6%の人が毎回連れて行くという結果でした(図表2)。さらに、ときどき連れていく、連れていかない、飼っていない、それぞれの数値が、前回アンケートよりも、全般的に減少しているのも、1つの傾向と捉えられます。この結果から、キャンピングカーオーナーは、ペットを飼っている人が増え、一緒に行動する人が増えていると考えられます。最近ではペット専用のモデルが登場するなど、ビルダーもペットオーナーを意識したクルマを製造しています。ペットオーナーたちも、ペットと旅行をしやすいモデルが増えたことで、ペットと一緒に旅する機会が増えていると考えられます。出典:日本RV協会『キャンピングカー白書2020』実際、キャンピングカー以外の移動・宿泊の選択肢と比較するとどんな違いがあるのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを考えてみましょう。移動手段の違い
犬と旅をする際の移動手段としては、電車や一般車が比較対象になると思います。飛行機という選択肢もありますが、飼い主さんと離れて貨物室での移動となるため、頻繁に利用する移動手段としては難しいかもしれません。関連記事犬猫を飛行機に乗せるのにかかる料金、条件は? 海外には機内持ち込みできる航空会社も鉄道(電車)
基本的に鉄道会社が定めたルールを守れば犬も鉄道に乗ることができ、新幹線も利用できます。ただ、大型犬はサイズ的に難しいかもしれません。また、車のようにプライベート空間があるわけではないため、吠え癖のある子や人混みが苦手な子は難しいかもしれません。関連記事犬と電車に乗るときの注意点やルール&マナー 各社の料金や準備の仕方を解説犬と新幹線に乗るために何が必要? 注意点やルール&マナー、飛行機との違いを解説一般車
最近は車中泊を楽しむ方も増えてきました。フルフラットにできたり、犬のドライブグッズもあったり、「移動」という点だけ考えれば一般車のほうがキャンピングカーより快適でしょう。ただ、「宿泊」も含めて考えるとキャンピングカーの快適性には勝てません。駐車中にエンジンをかけ続けるのはマナー違反とされますので、エンジンと別にエアコンを動かすことができるキャンピングカーは夏場・冬場の過ごしやすさに大きなアドバンテージとなります。関連記事犬と車で出かける時の注意点|安全な乗せ方やおすすめグッズを紹介愛犬とのドライブグッズ10選|ドライブボックスやシートなど♪宿泊場所の違い
最近はペットと泊まれる宿も増え、犬と泊まれる場所の選択肢はバリエーション豊かになりました。キャンピングカーとの違いをそれぞれ考えてみましょう。ホテル・旅館・ペンション・コテージ
ペットと泊まれるホテル・旅館といっても、敷地内にペット用の宿泊小屋があるところから、添い寝もOKなペットのことを考え尽くした宿までさまざま。ペットOKでもスタッフが犬に不慣れな場合もあります。普段から犬連れに利用されているかがチェックポイント。その点、オーナーさんが犬を飼っているようなペンションは安心して過ごせる場所でしょう。貸し別荘タイプのコテージは自宅のように過ごせるのが良いところですが、素泊まりが基本となる点に注意が必要です。@zil520_tirolchocoさんキャンカーを買う前は犬連れOKのホテルに宿泊していましたが、物音や隣のワンちゃんが吠えた際に、我が家のワンコも吠える。ワンコも慣れない環境で常に緊張状態、私たちも寝不足状態。でも、キャンカーでは、お互いリラックスして過ごしています。家とは違う環境ですが、ワンコたちにとってキャンカーは第2の家になっていると思います。飛行機は不安があるし、長時間の電車移動もストレスになると思うので、常に一緒に移動でき、ワンコの様子を見ながら休憩もできる点はとてもいいです。安心できる場所だと思っているのではないかと感じます。後ろで過ごす際や、寝る際も、私たちの隣で過ごしています。キャンカーを買って、遠くて行けないような地域へワンコと一緒に旅ができるようになりました。その日のお天気やワンコの体調によって行き先を変えたり、自由に旅ができて犬連れには最高だと思いますし、震災や停電の時にも役立つのではないかと思います。
キャンプ場
犬もOKなキャンプ場がたくさんありますので、移動は一般車で宿泊はテント・もしくはコテージというスタイルもおすすめです。一般車の天井に付けるポップアップルーフもあり、いつも使っている車を簡易的なキャンピングカーにすることもできます。ペトコトでは、全国のペットと行けるキャンプ場をはじめ、事前準備や持ち物、楽しく過ごすコツなど、キャンプに関するさまざまな記事を紹介しています。ぜひ以下の関連記事をご覧ください。関連記事【犬とキャンプ】ハウツーまとめ|楽しみ方から持ち物、全国のおすすめキャンプ場まで【犬とキャンプ -グッズ編- 】初心者にもおすすめな便利グッズや持ち物などを紹介【犬とキャンプ -過ごし方編- 】初心者でもノンストレスで楽しむためのコツや注意点キャンピングカーの種類と仕様
キャンピングカーと一口に言ってもいろいろな種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。家族が何人いて、犬が何匹か。大型犬か小型犬か。ファーストカーとして日常的に使いたいか、車内でくつろぐスペースを広く取りたいかなど、実際に使っている方の声も紹介しますので、自分たちのライフスタイルや使い方に合っているタイプを選んでいただければと思います。軽キャンパー
軽キャンパーは、軽トラックや軽ワゴンをベースにキャンピングカーとして改造したもので、価格やサイズの手軽さから近年人気が出ているモデルです。走る際にあまり高さや幅を気にせず済みますし、駐車場も見つけやすいのがメリットです。その反面、車内のスペースが限られるのがデメリットですが、スペースを有効活用するためにさまざまな工夫を凝らしたモデルもたくさん出ています。ポップアップルーフを付けて広さを補うこともできます。バンコン
バンコンは「バンコンバージョン」の略で、トヨタ・ハイエースや日産・キャラバンなどのバンをコンバージョン(転換)したものという意味です。一番のメリットは、ファーストカーとして普段使いができるということ。「軽キャン」や「キャブコン」はどこからどう見てもキャンピングカーという外見ですが、バンコンは特別な改造をしていない限り、見た目は通常のバンと変わりません。内装はトイレやキッチンを備えた本格的なキャンピングカースタイルから、ベッドだけを備えた車中泊特化型まで、ライフスタイルに合わせてカスタマイズできるのも魅力の一つ。「家族で使うには少し狭い……」という場合には、ポップアップルーフを付けて広さを補うこともできます。@rubunimuchuさんバンコンを選んだ理由は色々ありますが、1つはハイエースが好きでキャンピングカーなのにドレスアップ出来てかっこ良く乗れる事です。2つ目は収納です! もちろん他のキャンピングカーでも収納が沢山ある車種もあるかと思いますが、我が家のレイアウトでいいますと(このレイアウトのバンコンを探しました)ベッドがクイーンSizeなので、ベッドの下のカーゴスペースが大きくてキャンプ用品や大きなペット用カートがゆうゆう入ります。キャンカー旅をして10年目になりますが、色々な場所をわんこと旅してみて、やはり涼しい場所に行く事やキャンプ場に行く事が多くなりました! となると細い山道を通る事が多くて、「このSizeだから通れたね!」と言う場所は本当に沢山ありました。立体駐車場や駐車場のゲートなど、キャンピングカーでありながら町乗りでも不便を感じないと思います!バンコン問わず、キャンピングカーでわんことの車旅は最高です! ただ、やはりバンコンなら普段使いも出来てサイズ感もいいので、色々な意味でストレスなく楽しめると思います!
キャブコン
キャブコンは「キャブオーバーコンバージョン」の略で、キャブオーバーはエンジンの上に運転席があるという意味です。コンテナを接続する大型トレーラーを想像するとわかりやすいと思います。「キャンピングカー」と言ったとき、日本人がイメージしやすいのがキャブコンではないでしょうか。適度な広さがあり、キッチンからトイレ、シャワーまで自由にレイアウトできるのが魅力です。デメリットとしては、高さや幅が一般車のサイズから一回り大きくなるため、走れる場所が限られ、運転も少し難しくなる点があります。ファーストカーとして日常的に使うのも現実的ではないでしょう。ただ、国産のキャブコンは日本の道路事情に合わせて作られていますし、最近ではバックカメラの映像を常に表示するモニターも装備されるなど、運転のしやすさも改善されています。@hina.mana_monaさんもともとハイエースのバンコンに乗っていましたが、わんちゃんと夏でも快適な旅行ができるようにエンジンとは別電源でエアコンを動かせるキャブコンに乗り換えました。ホテルなどを予約するとチェックインや食事の時間など、宿に合わせて計画しなければいけない部分が出てきます。でもキャンカーなら、そのときの気分だったり、お天気が悪ければ違うところへだったり、柔軟に計画変更できるのが魅力です。また、ホテルなどわんちゃん連れは専用のルールがあったりして、楽しい旅のはずが人もわんこもストレスを感じる事があります。でも、キャンカーの中の宿泊はとにかく自由。わんちゃんも自分家同様なのでリラックスができます。キャブコンのメリットは何よりリラックスできる居住性だと思います。はっきり言って走行時の乗り心地は……バンコンの方が良かったです。でも、キャブコンの広いリビングは「動くおうち最高!」です。キャブコンに乗り換えて大満足です。
キャンピングトレーラー
キャンピングトレーラーは「トラベルトレーラー」や「キャラバン」と呼ばれることもあり、エンジンなど駆動装置を持たないキャビンです。一般車にけん引装置を付けてけん引します。キャビンが750kgを超える場合はけん引免許が必要になります。定員2人ほどであれば大丈夫ですが、子どももいる家族が利用するサイズになると750kgを超えてしまうかもしれません。その他
サイズや使用する車両の関係で一般的ではありませんが、「フルコン」「セミフルコン」「バスコン」「トラキャン」といったタイプもあります。バスコンはその名の通りバスをベースにしたもので、特にマイクロバスをベースにしたものを指します。海外ではかなり大きいキャンピングカーとして「フルコン」「セミフルコン」と呼ばれるサイズも一般的ですが、日本では道路事情から運用が難しく普及していません。そこで活用されているのがマイクロバスなのです。内装の自由度はもちろん、もともとバスなので乗り心地が良いのもメリットです。トラキャン
トラキャンは「トラックキャンパー」の略で、「ピックアップキャビン」と呼ばれることもあります。その名の通り、ピックアップトラック(運転席の後ろが荷台になっている車)をベースにしています。ピックアップトラックは日本であまり見ませんが、軽トラックの荷台にキャビン(居住スペース)を載せることもできます。トラキャン最大のメリットは簡単に取り外しができること。外してしまえば車は日常的に使えますし、キャビンを新しくしたいときに車を買い換える必要がなかったり、車が故障したときに車だけ直せばいいといった効率的な運用ができます。デメリットは乗車人数が限られてしまうこと。軽トラックであれば運転席と助手席の2人になりますし、4人乗りのピックアップトラックはその分、車体が大きくなってしまいます。また、走行中のキャビンは貨物扱いになりますので、キャビンに乗って移動することはできません。@naoki_akiyamaさんトラキャンはトラックとキャンピングが分離している事が良いところです。後部座席をフラット化してベッドにしているので、犬たちは走行中そこにいてうろうろしません。ケージには入れないスタイルなので、このようなカタチをとってます。キャンピングの方も、上の部分がポップアップできるので、移住空間が広くてドーベル2頭+大人2人くらいはいけます。ポップアップした部分は、通気も取れるので快適です。普段はポップアップを下げて走行するので、高さが出ない分、風に揺られることもぼぼなくて走りやすいです。他での宿泊とかは考えたことがないくらい、どこへ行っても使い勝手が良いと思います。使わない時は取り外してトラックになる便利性もいいです。トラキャンもかれこれ長いこと使ってますが、大型犬との生活には必ず移住空間が必要なので、その快適性、車の個性が表現ができると思います。キャンピング場所でも絵になるので、どこへ行っても必ず声をかけられます。トラキャンおすすめです。ぜひ、ワンコと共に楽しい生活を送ってください!
キャンピングカーの購入費用
実際にキャンピングカーを利用しようと思ったとき、どれくらいの金額で購入できるのでしょうか。購入費用はキャンピングカーの種類によって大きく幅があります。フルコン、セミフルコン、バスコンなど大型のタイプは新車で800万円〜で、内装にこだわると1000万円を超えていきます。国内で一般的なキャブコンやバンコンであれば500万円前後で購入することができます。もう少し価格を抑えたいということであれば、軽キャンパーがオススメです。サイズは小さくなりますが、200〜300万円ほどで「キャンピングカー」を手に入れることができます。また、キャンピングトレーラーやトラックキャンパーであればキャビンだけの価格になりますので、100〜200万円が相場となります。利用者の声@muukun.neneさん我が家のキャンピングカーは「ライトキャブコン」というタイプで、いろいろなオプションを入れて総額約600万円でした。本当はファミリーカー(バンタイプ)を探していた我が家でしたが、たまたま行ったキャンピングカーショーで、もっともっと高いと思っていたキャンピングカーが手の届きそうな金額なものもある事を知り、一気に魅了されて数ヶ月後には契約していました。維持費は普通の車とあまり変わりません。ただ、ハイブリッドカーとは違いますし車のサイズも大きいので多少は燃費が悪いのかもしれません。小回りが利き駐車場の心配がないライトキャブコンを選んだので、駐車場も普通の車と変わりません。キャンピングカーがあるお蔭で、思い立ったらワンコのご飯を持ってすぐ旅に出る事ができます。我が家のワンコたちはキャンピングカーが家の一部だと思っているので、車内でもリビングと変わらず過ごしています。
レンタルキャンピングカーで愛犬と旅行しよう!
最近ではキャンピングカーのレンタルサービスも増えてきました。中にはペット専用のプランを提供しているところもあります。購入を前提としていろいろな車種を乗り比べてみるのもよし、年に数回しか使わないのでレンタルで済ませるのもよし。愛犬とのライフスタイルに合わせていろいろな選択肢から選べるのがいいですね。愛犬をキャンピングカーに乗せる際の注意点
お家のまま移動しているような便利さのあるキャンピングカーといっても、愛犬と安全に移動するためには注意しなければいけない点もたくさんあります。しつけや安全面で注意すべき点を確認しておきましょう。利用者の声@moluchi1208さんキャンピングカーを購入する前はペットOKのペンションを利用したこともあったんですが、大型犬を何頭も連れてとなると……なかなか大変でしたね。それで購入したのが10年くらい前で、しばらくは主人がDIYで犬たちのためにフラットになるスペースとかを作ってくれていました。本格的に改造したのが3年前で、ビルダーさんに依頼して200〜250万円くらいかかりました。内装だけならもっと安かったんですが、飛び出し防止のために入口の位置を変更したので、それが一番かかりました。例えば高速のサービスエリアなどで飛び出してしまうと危険なので、扉の内側に柵があって二重扉のようになってます。運転席の後ろにも柵があるので、車内に大きなケージがあるイメージですね。よく「動く犬舎だ」って言われます(笑)。犬仲間には好評です。犬にはいいんですが、人のくつろぐスペースがほとんどなくて(笑)。もう少し人のスペースを考えてもよかったかなとは思いますが、この車があったお蔭で大型犬3〜4頭と北海道から鹿児島まで日本全国を旅することができました。犬たちと気軽にお出かけできるので、キャンピングカーがあってよかったなと思います。
車酔い
人が車酔いをするように、犬も車酔いをします。一般車で酔っていたのにキャンピングカーでは全然酔わなかったという子もいれば、逆にキャンピングカーだと酔ってしまうということもあり得ます。購入してから愛犬の車酔いに気付いては手遅れですので、事前にレンタルのキャンピングカーで試してみるなどしたほうが安心です。普段は大丈夫な子でも、疲れやストレスによって車酔いをしてしまうこともあります。うちの子は平気だからと過信せず、適度に休憩を取ったり、サービスエリアのドッグランを利用して運動させてあげるなど、体調に注意してあげてください。関連記事犬が車酔いをする理由は人と同じ!? 対策と慣れさせるため方法を解説事故
2018年8月5日、常磐道の那珂IC(茨城県)付近でキャンピングカーが横転し、1人が死亡、2人が重傷を負う事故が発生しました。タイヤのバースト(破裂)が原因と見られており、日本RV協会は必ず出発時にタイヤの点検を実施するよう注意喚起を出しています。死傷した3人は車外に投げ出されていたそうです。3人がシートベルトを着用していたかどうか定かではありませんが、キャンピングカーでも走行中のシートベルト装着義務があります。6歳未満の幼児にはチャイルドシートの着用も義務付けられています。子どもも大人も走行中にベッドで寝ることはできませんので、ご注意ください。まとめ
大切な家族であるペット。「旅行に行くからといってお留守番させるなんてできない」という飼い主さんも多いと思います。でもペットと泊まれる宿は数が限られますし、移動手段もいつも使っている車では遠出が難しいなんてこともあると思います。そんなときの新しい選択肢になるかもしれないのが「キャンピングカー」です。最近はレンタカーもありますので、まずはお試しで使ってみて、自分に合ったタイプを見つけられるといいですね。キャンピングカーを使えば、きっと今まで以上にペットライフが素敵なものになりますよ♪Share!著者プロフィール
ペトコト編集部愛犬・愛猫と暮らすペット大好きな編集部スタッフが論文などの情報に基づき、飼い方のヒントやアニマルウェルフェアまで幅広く最新の情報をお伝えします。
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ペトコト編集部愛犬・愛猫と暮らすペット大好きな編集部スタッフが論文などの情報に基づき、飼い方のヒントやアニマルウェルフェアまで幅広く最新の情報をお伝えします。
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