市場調査機関Canalysのデータによると、OPPOがラテンアメリカ市場でのシェアを急拡大し、とくに2021年に発売したRenoシリーズがシェア拡大を牽引、メキシコのミドルレンジ市場で首位に躍り出たと、中国「IT之家」が伝えました。
OPPOは最新データの2021年第4四半期グローバルシェア9%で、世界4大スマホメーカーとなりました。OPPOの広告戦略はvivo、小米などとは異なり、テニスの2021年ウィンブルドン選手権のスポンサーとなり、これはアジア企業で初。これまでのスポンサーは、PUMAやROLEXといった、錚々たる顔ぶれが並びます。
Canalysのアナリストによると、OPPOは2020年にラテンアメリカ市場へ参入後、現地の有名人をイメージキャラクターに採用するなど、積極的に宣伝販促策を打っているとのこと。
2020年下半期、OPPOはメキシコの2大携帯通信事業者であるTelcel、AT&T両社と提携を開始し、同年第3四半期と第4四半期の出荷台数は、それぞれ前年同期比で1035%、107%増の大躍進。OPPO Reno 5系統の投入も、市場シェアの拡大とブランドとしてのミドルレンジ・ハイエンド商品への成長を後押し。
「IT之家」によると、OPPOは2021年第3四半期にメキシコ市場第4位となる12%のシェアを占め、出荷台数は前年同期比で数十倍に。Canalysのデータによると、400-799ドルの価格帯でシェア1位となりました。
アナリストによれば、2022年、OPPOはモトローラや栄耀といったライバルとの競争に直面すると見られ、市場シェアの向上だけではなく、顧客満足度やアフターサービスにも力を入れる必要があるとのことです。