車検費用が40万円!そこまで高くなった理由は?新車に乗り換えを検討すべき?

車検前の見積もりで40万円を超える額が提示されたら「高い」と思うのが普通です。

普通の車検は、自賠責保険料や自動車重量税などの法定費用を入れても10~20万円程度です。しかし、40万円を超える金額になっているのは、車検を受ける車自体に問題が多すぎるか、業者が過剰に整備項目を盛り込んでいることなどが考えられます。

そこで、なにが40万円の根拠になっているのか、車検に関する知識と高額になる理由、車を乗り換えるべきかどうかの判断基準を解説します。

【この記事のポイント】✔車検費用が40万など高額な場合は乗り換えも視野に✔車検費用が40万など高額な車は今後の維持費も高くつく傾向✔定額カルモくんなら初期費用0円で最短4日で乗り換えられる

40万で車検を受けるなら、乗り換えたほうがいい?

車検費用の相場は、高めといわれるディーラーでも10~20万円前後で大抵収まります。40万円もかかる場合は、部品交換や修理費などがかさんでいる可能性が高いため、車を乗り換えたほうがいい時期ともいえるでしょう。まずは、乗り換えることで得られるメリットを見ていきましょう。

故障や事故などのリスクを抑えられる

車検に40万円もかかる車は、仮に過剰整備分を差し引いたとしても修理や部品交換をしないと車検を通過できないほどダメージを負っている場合がほとんどです。

例えば、タイヤにスリップサインが出ていればタイヤを全交換することになります。また、バンパーの破損などで規定寸法をはみ出しているとバンパー交換などが必要になることもあるでしょう。中型車のバンパー交換は新品だと70,000円以上もかかってしまいます。これらも車検費用が高くなる一因です。

このような車は、車検を通過させたとしても、今後も故障が多く修理費もかさむ可能性があります。最悪、事故につながるリスクもあるといえるでしょう。そう考えると、車検の見積もりで40万円を超えるような車は乗り換えて、今後かかる費用や事故のリスクを下げたほうが賢明です。

維持費が安くなる可能性が高い

40万円を払って車検を通過させたとしても、次の車検ではさらに費用がかさんだり、それまでの間に修理費などがかさんだりすることが考えられます。

特にボディに凹みや傷が多く、オイル交換や補充などをめったにしない場合、車のフレームに歪みが生じたり、エンジンやトランスミッション、電子部品などが壊れたりするリスクが高くなり、50万円以上の出費になる可能性もあります。

しかし、コンディションの良い中古車や新車に乗り換えてしまえば、そのリスクも下がり、修理費に悩まされることもほとんどなくなるでしょう。さらにハイブリッド車やPHV・EVなどのエコカーを選べば、車の燃費と燃料代を大幅に節約できます。

車検で40万円の見積もりが出た場合は、維持費も含めて車にかかるコストを安くするための乗り換えを検討するタイミングともいえます。

次回の車検費用が安くなる

40万円の車検費用を支払って車に乗り続けたとしても、2年後にやってくる車検ではふたたび高額になる可能性があります。車は経年により部品も劣化していくのです。また、毎日のように乗り続けることでダメージも広がります。

これを避けるには、車の乗り換えがベストといえるでしょう。乗り換えても車検は必要ですが、車の種類と年式によっては「エコカー減税」で車検時の自動車重量税が安くなる場合もあります。

エコカー減税の対象はEV、燃料電池自動車、天然ガス自動車、PHV、クリーンディーゼル自動車です。令和3年5月1日~令和5年4月30日までに新車新規登録を行った場合に特例措置が適用され、継続検査でも燃費基準に応じて減税されます。

車検費用も初期費用も心配いらない車の乗り替え方法をすぐに知りたい方はこちら

車検費用の内訳と相場

車検費用の内訳相場
軽自動車コンパクトカーSUV
法定費用自動車重量税6,600円~24,600円~32,800円~
自賠責保険料20,310円20,610円20,610円
印紙代1,500円1,600円1,600円
車検基本料35,000~10万円程度35,000~10万円程度35,000~10万円程度

40万円が高いのかどうかは、車検費用の内訳と相場を知ることで判断しやすくなります。軽自動車、コンパクトカー(1~1.5t)、SUV(1.5~2t)において、それぞれのディーラーで車検を受けた場合の相場は、上記のとおりです。

自動車重量税は2回目以降の継続車検で、エコカー減税対象車以外の場合になります。また、初期登録から13年未満の車の費用です。

なお、軽自動車の自動車重量税は、車の重さに関係なく、経過年数やエコカーかどうかで納税額が変わります。自賠責保険料は法定費用ですが、年によって金額が変わり、また離島の場合は金額が異なります。上記に加えて、部品交換代や工賃がかかることになります。

自動車重量税

自動車重量税は、自動車の重さに応じて新規登録時や車検時に次回車検までの税額をまとめて払う国税で、道路整備予算に使われています。したがって、道路に対する負荷が高くなる重い車ほど高い税額となります。

軽自動車も普通車も大型車も納税が義務づけられており、重量だけでなく新規登録からの経過年数が13年をすぎると税額が増加します。

 車検費用が40万円!そこまで高くなった理由は?新車に乗り換えを検討すべき?

車検時の自動車重量税の税額(エコカー減税対象車以外)

自賠責保険料

「強制保険」と呼ばれているのが自賠責保険で、車検時に次回の車検期限までの分を支払います。近年は事故の減少を受けて値下げが続いており、2021年4月1日から新たな料率となりました。車の重さは無関係で、一般自家用車は軽自動車と普通車の区分になります。25ヵ月加入した場合の料金は以下のとおりです。

車検時の自賠責保険料(25ヵ月分)

印紙代

車検の際に支払う法定手数料を印紙代として収めます。この金額は2021年10月1日から400円値上げされました。値上げの理由は、近年増えている先進安全装置の機能維持のためで、装置を備えない車にも一律で課されます。ユーザー車検を受ける場合も印紙代は400円値上げされ、指定整備業者に依頼するよりやや高くなります。

車検時の印紙代

車検基本料

車検基本料は、ディーラーや整備工場など、指定業者に車検を依頼するときの車体検査費用です。持ち込む店舗によって基本料が異なります。一般的に、念入りに整備するディーラーのほうがほかの店舗より高い傾向にあります。車検基本料の相場は以下のとおりです。

車検基本料の相場

交換部品代と工賃

車検の基準を満たしていない部品などがあれば、修理か交換になります。車検時に指摘されることが多いのがブレーキパッドの減りです。車検は通過するが、残りが少ないので1年以内に交換が必要などと言われることもあります。

また、ライトが切れている場合も交換が必要になり、各所で使われているオイルの補充もすすめられます。これらをそのまま依頼した場合、その分の工賃が発生します。

部品代の目安

車検費用の内訳についてもっと詳しく知りたい方はこちら

車検に40万かかる理由

相場から考えても車検で40万円は極めて高額な料金といえます。なぜこのように高くなるのか、考えられるおもな理由は次に挙げることとなるでしょう。思い当たることが多い方は、車検を通すか、車を乗り換えるか検討してみることをおすすめします。

修理や交換の必要な箇所が多い

走行距離が10万km以上と長かったり、乱暴な運転をしていたりすると車の部品も劣化していきます。また、普段からメンテナンスをしていない車は、必然的に修理や部品の交換が車検を通すために必要となってしまいがちです。部品交換が必要になると部品代と工賃もかかってしまうので、車検の料金を押し上げてしまいます。

高額な部品を使用している

ディーラー車検が高くなるのは、メーカーならではの丁寧な点検・整備だけでなく、交換部品に純正パーツを使用するためです。例えばオイル交換でも、メーカー純正のものが使用されます。

また、スポーツエディションなど特別仕様車の場合はブレーキパッドやサスペンション、エンジン部品などに高価なパーツが使われていることが多く、交換する場合はそれだけで車検料金が跳ね上がります。エアロパーツの交換なども同様です。最近ではハイブリッド車のバッテリーなども高額な消耗品になっています。

年式が古い車に乗っている

車検時に払う自動車重量税が新規登録から13年経つと高くなることは上述しましたが、車の部品は消耗品も多く、年を経るごとに部品が壊れるリスクが高まります。

古い車をレストアして乗っている場合は、交換パーツを探すのにひと苦労する場合もあります。これは純正部品でも同じで、製造中止になるパーツも出てくるでしょう。また、現在の車はエンジンなどを電子制御で効率よく動かしており、この制御部品も経年劣化で壊れることがあります。

車検基本料や工賃が高い業者に依頼している

車検では事前に見積もりを数社で取ることが理想的ですが、中には車検基本料や工賃がほかより高い業者もおり、時間がない場合、仕方なくそこに頼んでしまうこともあるでしょう。

不当に高い車検費用を取られたり、不要な整備などを入れられたりして車検費用が高額になってしまうこともあるのです。それを防ぐためにも、車検は期限までに余裕を持って複数の業者で見積もりを取り、不要な整備や自分でできる消耗品の交換は事前に済ませてしまうことで、車検費用を抑えることができます。

40万で車検を受けて乗り続けるのと乗り換える場合、それぞれのメリットとデメリット

40万円で車検を受けるか乗り換えるかの判断には、金額以外の部分もしっかり検討することが大切です。それぞれのメリットとデメリットから、自身に合うほうを選びましょう。

40万で車検を受けて乗り続けるメリットとデメリット

愛着があり、希少価値も高い車であれば、少しでも長く乗り続けたいという方もいると思います。ただし、車検で40万円を払ってまで乗り続ける価値があるかは、普段からの乗り方やメンテナンスも含めて再検討が必要でしょう。長く乗るために必要な修理代、部品交換代と割り切れるなら乗り続けましょう。

デメリットは、次回の車検費用も含め車の維持にかかる費用が年々上がっていくことです。自動車重量税も13年、18年と2段階で上がります。

40万の車検を受けずに乗り換えるメリットとデメリット

40万円の車検費用を払うほどのこだわりがなければ、新しい車に乗り換えるのがおすすめです。メリットは次の車検まで最低で2年あるということ。新車であれば3年です。エコカーであれば減税も受けられます。また、最新の安全装備を搭載した車に乗ることもできるでしょう。

デメリットは、新しい車を購入するための費用が必要なことです。頭金などの初期費用が必要になる場合もあり、ローンを組む場合は家計への負担も考えて回数を決めたほうがいいでしょう。そのため、乗り換えには慎重な車選びも重要となります。

このようなときは40万で車検を受けるより乗り換えを検討しよう

エンジンまわりの部品やミッション系の故障や不調で修理や交換が必要になったり、ハイブリッドカーなどのエコカーでバッテリー交換が必要と言われた場合は車検でなくても相当な出費を伴います。

バッテリー交換はある意味、仕方のないことですが、エンジンやミッションなどは周辺パーツの劣化や消耗も考えられ、一時的に直っても別の症状が出る場合もあります。

エンジン・ミッションは車の走行に欠かせない部分で、走行中に故障が起こると事故につながる場合もあります。そうなると、車検時の40万円では済まない出費となるため、乗り換えを検討したほうがいいでしょう。

車検費用に悩まされる心配がない車の乗り換え方法

車検の度に高額な費用の心配をしたくない、できるだけ安く新車に乗り換えたいという方には、「おトクにマイカー 定額カルモくん」がおすすめです。

定額カルモくんは月額10,000円台からの定額制で新車に乗れる車のサブスクリプションサービスです。選べる車は国産メーカーの全車種・全グレードが対象で、自分に合った車に頭金0円で乗ることができます。カーローンを組まずに利用できるので、借入れや審査に不安がある方も安心して利用できます。

さらに新車は最短3週間、高年式で低走行距離の中古車なら最短4日で納車が可能なので、今乗っている車の車検期限までに乗り換えも可能です。

初期費用の負担ゼロで新車に乗り換えられる

一般的な車の乗り換えでは、新車でも中古車でも初期費用がかかります。新車の場合は新規登録が必要で、車検証が交付されます。このときに初回車検まで3年分の自賠責保険料と自動車重量税、そして購入時にかかる環境性能割(かつての自動車取得税)もかかります。

定額カルモくんは、これらの初期費用の負担もゼロで車に乗り出すことができます。頭金もボーナス払いもありません。

車検時にもまとまった出費が必要ない

定額カルモくんは毎月払う金額は定額のサブスクリプションで、定額の中には毎年の自動車税(種別割)と、車検時の法定費用である自賠責保険料、自動車重量税、印紙代が含まれています。

さらにお得な料金で用意されているメンテナンスプランに加入することで、車検基本料と一部消耗部品の交換費用も定額に含まれるので、車検の度にまとまった出費を心配しなくてもよくなります。

普段からの車のメンテナンス代も含まれているので、新車のコンディションを保ちながら快適なカーライフを楽しむことができるはずです。

車検費用が40万なら乗り換えを検討しよう

車検で40万円もの高額な見積もりが提示された場合は、安全面や今後の出費も考えて、車を乗り換えることを検討してみましょう。もし、乗り換え時の出費が不安なら、頭金0円で新車に乗ることができる定額カルモくんという、車のサブスクリプションサービスの利用がおすすめです。

定額カルモくんなら選べる車種も豊富な上、月額10,000円台から乗れる新車も多数揃えられています。逆に負担を抑えられる分、グレードをアップして憧れの車に乗ることもできるでしょう。定額カルモくんでどのような車に乗れるのか気になる方は、早速以下のバナーからチェックしてみてください。

※2022年3月15日までにこのリンク先のページからお申し込みをいただき、その後契約に至った方(契約日は期間より後でも可)

よくある質問

Q1:車検で40万なら乗り換えたほうがいい?

A:エンジンやトランスミッションなど、車の安全走行に関わるパーツの部品交換や修理が必要とされる場合は、今後も故障が相次ぐことが予想されます。最悪、交通事故の原因になることもあり得るので、走行距離も長く、登録から年数も経っている車であれば、乗り換えを検討する時期だといえるでしょう。

Q2:どうして車検に40万もかかるの?

A:車検では法定費用という必ず払わなければならない費用があります。それはかかっても60,000円程度なので、実質34万円以上が車検を通すための整備費用に当てられていることになります。車検を通過できない問題があって部品交換が必要になると、その部品代と工賃がかかるのです。車検で40万円を超える場合、その交換部品が高いことが考えられます。

Q3:乗り換えだと初期費用で40万より高い出費になるのでは?

A:新車でも中古車でも、購入した場合は登録や車検などで初期費用がかかります。ところが、定額カルモくんなら初期費用0円で、月額10,000円台から新車に乗り換えられます。しかも月額には毎年の自動車税(種別割)と車検時の法定費用も含まれています。車検費用に40万円を払うことと比較しても、かなりお得だといえます。検討する価値はあるでしょう。

※この記事は2021年12月時点の情報で制作しています

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