新型レクサス「NX」発表
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レクサスは10月7日、次世代LEXUSの第1弾モデルとして新型「NX」を発表した。11月以降の発売が予定されている。メーカー希望小売価格は4,550,000円から(消費税込み)。
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この記事の目次LEXUSの次世代グローバルコアモデル「新型NX」
新型NXは、スポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトとし、次世代LEXUSの幕開けを象徴する第1弾モデル。レクサスの電動化ビジョン「Lexus Electrified」 に基づき、LEXUS初となるPHEVをグローバルコアモデルであるNXに設定した。「Lexus Driving Signature」を継承・深化させ、駆動力コントロール、空力、軽量化等の基本性能を磨き上げている。そして、2.5L自然吸気、2.4Lターボなど多様なパワートレーンをラインアップ。ハイブリッド制御の賢い切りかえを行う先読みエコドライブ(先読みEV/HVモード切りかえ制御)を日本市場に導入、コネクティッドサービスを充実させるなどさまざまな先進技術を採用している。
全6種類の多彩なパワートレーンラインアップ
今回LEXUS初となるPHEVを含む、6つのパワートレーンを導入。駆動力をコントロールし、あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ち良さと、接地感、力感、安心感のある走りを実現している。
・2.5L PHEV E-Four(「A25A-FXS」エンジン+THSⅡPlug-in+リヤモーター)LEXUS初のPHEVは、AWD(E-Four)の前後駆動力を100:0から20:80の間で最適にコントロール。大容量リチウムイオンバッテリーを床下に配置して低重心化も図り、安定した質感のある走りを実現。
・2.5L HEV E-Four(「A25A-FXS」エンジン+THSⅡ+リヤモーター)・2.5L HEV FF(「A25A-FXS」エンジン+THSⅡ)HEVも、高効率な2.5L直4エンジンと高出力モーターを組み合わせつつ、専用の制御ロジックにより、優れた加速性能と低燃費を高次元で両立。E-Fourは、前後駆動力配分を100:0から20:80で最適にコントロール。また、FFも導入し多様なニーズに応える。
・2.4L-T AWD(「T24A-FTS」エンジン+Direct Shift-8AT+電子制御フルタイムAWD)新開発の2.4L直4ターボエンジンと新開発の高トルク対応型Direct Shift-8AT、新開発の電子制御フルタイムAWDを採用。エンジンはTNGAの高速燃焼システムに加え、LEXUS初のセンター直噴システムやターボと触媒の近接配置等により、年々厳しくなる世界各地の排気・燃費規制への対応を図りつつ、カーボンニュートラルを意識した取り組みを実施。トランスミッションは、低回転から高トルクを発生できる過給エンジンの特長に合わせて最適化した、新開発のシフト制御技術、最適なシフトスケジュールによってドライバーの意図に忠実で気持ちの良い加減速を実現。また、電子制御フルタイムAWDは、前後駆動力配分を75:25から50:50の間でシーンに応じて最適にコントロールし、高い接地感とリニアなステアリングフィールを独自の技術で両立している。
・2.5L AWD(「A25A-FKS」エンジン+Direct Shift-8AT+電子制御スタンバイAWD)・2.5L FF(「A25A-FKS」エンジン+Direct Shift-8AT)高効率な2.5L直4エンジンとDirect Shift-8ATを採用。2.4Lターボエンジンと同じ独自の制御技術と最適化したファイナルギア比にて十分な駆動力と、シーンに応じた最適でリズミカルなシフトスケジュールによる走りの気持ち良さを両立。AWDは、前後駆動力配分を100:0から50:50の間で最適にコントロール。すべりやすい路面におけると走行安定性と低燃費の両立に寄与する。また、AWD以外にもFFのモデルも導入される。
Lexus Driving Signature
これまでLEXUSが徹底的に追求してきた、リニアなステアリングフィールを独自の価値として継承しつつ、駆動力のコントロールに着目。Toyota Technical Center Shimoyamaで走り込み、ドライバーの意図に忠実に応える「Lexus Driving Signature」を深化させている。新開発電子制御フルタイムAWDを2.4Lターボモデルに採用し、AWDの持つ高い接地感とリニアなステアリングフィールを独自の技術で両立した。
新型NXでは、GA-Kプラットフォームを採用・改良し、軽量で高剛性なボディと低重心化したパッケージとした。車両の基本性能を大幅に向上させ、LEXUS独自の乗り味であるドライバーの意図に忠実でリニアな応答を継承している。
「シンプリシティ」を追求した、次世代LEXUSのデザイン
プラットフォームの変更によりダイナミックさを増した骨格に、大きな面単位の艶やかな造形を表現したエクステリア。ドライバーがクルマと直感的につながり、より運転操作に集中できるコックピット思想「Tazuna Concept」を初めて取り入れたインテリア。
新型NXでは、次世代LEXUSのデザインランゲージ確立に向けた挑戦として、運動性能や機能に寄与するプロポーションに根差した「独自性」と、テクノロジーに根差した「シンプリシティ」が追求された。
新プラットフォーム採用によるダイナミックな骨格と後席空間の拡大前後タイヤを225/60R18インチから235/50R20インチに大径化、前後トレッドもそれぞれ拡幅。更にリヤ席のヒップポイントを下げることでヘッドクリアランスを拡大し、居住性を高めた。
LEXUSの独自性を追求したプロポーションスピンドルグリルを起点に大きく張り出しながらリヤフェンダーに向かう立体でスピンドルアーキテクチャーを深化させ、新型NXのリニアな走りを表現。加えて、フロントフェンダーからキャビンに駆け上がる立体がリヤフェンダーに向かう立体と交差し融合する造形とすることで、LEXUSの独自性を追求。
グリル面を垂直に立てながら、ボンネットフードをフロント先端間際まで伸ばし塊感を強化。また、直立したグリル面で効率的に空気を取り込むことで、ラジエーターの冷却性能を向上させている。グリルのメッキ枠を廃止し、塊の存在感を強調することで、シンプルな構成と軽量化を実現。グリルパターンは、立体感のある縦長U字形ブロックを採用し、下部にはスリット状の開口を設け、冷却性能を向上させるとともに、SUVに相応しい力強さを演出。ヘッドランプは全体を黒基調とすることで、L字型のデイタイムランニングライトを際立たせている。また、ブランドマークは従来のL字ロゴから新たなLEXUSロゴに刷新され、次世代LEXUSを印象付ける。
直立したグリル面に向かうボンネットフードは伸びやかさを表現。またリヤオーバーハングを短くすることで軽快感を演出。加えてベルトライン直線部を短くし、リヤへ向かうキックアップを強調することでキャビンの凝縮感を与えている。
シャープなキャラクターラインと大きな曲面という相反する要素を融合しながら、互いに際立たせたソリッドな質感を追求。シンプルでありながら見応えある次世代LEXUSの新たなデザイン表現となっている。
多様なエクステリアカラー
LEXUS独自の金属表現技術によるソニッククロムや、ストレートな高彩度カラーのセレスティアルブルー、深みと鮮やかさを併せ持つブレイジングカーネリアンコントラストレイヤリングなど、全11色の多様なカラーをラインアップ。
「Tazuna Concept」によるコックピット人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得た「Tazuna Concept」に基づいてコックピットを設計。運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、ドライブモードセレクトなどを制御可能に。ヘッドアップディスプレイからメーターへとつながる情報表示系の配置と、ヘッドアップディスプレイからセンターディスプレイへつながる操作系の構成により、運転中のスムーズな視線移動を実現。またスタートスイッチ、シフトレバー、ドライブモードセレクトスイッチなどの走行系を、ステアリング周辺に配置することでスムーズに操作が行える。
人間中心の考え方に基づいた最新の技術・サービス
新型NXでは、進化したLexus Safety System +を採用。ミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲拡大により、各機能の性能向上や一般道での支援を行う新機能を追加。事故の防止や交通事故死傷者のさらなる低減とドライバーの負担軽減を目指す。また、高度運転支援技術「Lexus Teammate Advanced Park」を搭載し、安全/安心でスムーズな駐車を支援する。さらにスマートフォンにより、リモートで駐車できる機能を新たに搭載した。加えて、ドアのアンラッチを電子制御で行うe-ラッチシステムとブラインドスポットモニターセンサーを連動させた安心降車アシスト(ドアオープン制御付)が、安全/安心な降車をサポートする。
最新のLexus Safety System +には、プリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)、その他レーントレーシングアシスト制御中にドライバーの無操作状態が継続した場合警告を発するドライバー異常時対応システムなどを装備する。
専用のスマートフォンアプリをインストールすることで、スマートフォンをデジタルキーとして使用可能となる「デジタルキー」を採用。スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでドアのロック、アンロック、エンジンスタートができ、所有するデジタルキーに対応した車が複数ある場合でも1台のスマートフォンだけで操作が可能。スマートフォン間でデジタルキーの受け渡しが可能なため、家族や友人間で離れた場所での車両の貸し借りも容易になる。
マルチメディアシステム、コネクティッドサービスの全面刷新
大型化/高解像度化した14インチタッチワイドディスプレイを採用するとともに、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを開発。クラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビが採用された。また、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応。個人設定を車両に登録することができる「マイセッティング機能」は、スマートキーだけでなく、デジタルキーやBluetooth機器(スマートフォンなど)でもドライバーの特定が可能になった。
新型 NX 主要諸元
全長 | 4,660(+20)mm |
全幅 | 1,865(+20)mm |
全高 | 1,660(+15)mm |
ホイールベース | 2,690(+30)mm |
パワートレーン | 2.5L 直列4気筒プラグインハイブリッドシステム[AWD]2.5L 直列4気筒ハイブリッドシステム[FF/AWD]2.4L 直列4気筒ターボ[AWD]2.5L 直列4気筒自然吸気[FF/AWD] |
タイヤサイズ | 235/50R20235/60R18 |
車両重量 | 1,620~2,010kg |
( )括弧内は従来型比
NX450h+/NX350h/NX350/NX250 メーカー希望小売価格
エンジン | トランスミッション | 駆動 | 価格*(10%消費税込み) | ||
NX450h+ | “version L” | A25A-FXS | 電気式無段変速機 | AWD | 7,140,000 円 |
“F SPORT” | 7,380,000 円 |
エンジン | トランスミッション | 駆動 | 価格*(10%消費税込み) | ||
“version L” | A25A-FXS | 電気式無段変速機 | 2WD(FF) | 6,080,000 円 | |
AWD | 6,350,000 円 | ||||
NX350h | “F SPORT” | 2WD(FF) | 6,080,000 円 | ||
AWD | 6,350,000 円 | ||||
2WD(FF) | 5,200,000 円 | ||||
AWD | 5,470,000 円 |
エンジン | トランスミッション | 駆動 | 価格*(10%消費税込み) | ||
NX350 | “F SPORT” | T24A-FTS | Direct Shift-8AT | AWD | 5,990,000 円 |
エンジン | トランスミッション | 駆動 | 価格*(10%消費税込み) | ||
NX250 | “version L” | A25A-FKS | Direct Shift-8AT | 2WD(FF) | 5,430,000 円 |
AWD | 5,700,000 円 | ||||
2WD(FF) | 4,550,000 円 | ||||
AWD | 4,820,000 円 |
*北海道地区のみ価格が異なります。リサイクル料金は含まれません
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ライタープロフィール
グーネットマガジン編集部1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
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