(写真:ファミ通.com)
文:シシモモフライ有名アニソンをYouTube動画でチェック! 本稿では、YouTubeで見られる新旧様々なアニソンから1曲をピックアップ。その歌にまつわるちょっとした情報をお届けします。今回ご紹介するのはT.M.Revolution(ティー・エム・レボリューション)の『INVOKE-インヴォーク-』。アニメ『機動戦士ガンダムSEED』の第一弾OPテーマです。人類の定義を考えさせられるMVに注目! 新しい人類“コーディネイター”と、従来の人間“ナチュラル”の対立を描いた『機動戦士ガンダムSEED』。『INVOKE-インヴォーク-』は本作1クール目のOPテーマで、オリコンチャート最高2位を記録した人気曲です。『機動戦士ガンダムSEED』に登場する“コーディネイター”とは、優れた能力を持たせるために遺伝子操作によって作られた人間のこと。生まれた時から高い能力を約束されているのは羨ましいですが、作為的に遺伝子をいじって作ったものは“人”と言えるのでしょうか……?『INVOKE-インヴォーク-』のMVを見てみると、この問題を示唆しているかのような映像であることに気づきました。MVはT.M.Revolutionの西川貴教さんが病室のような部屋で目覚めるところから始まります。 モニターと監視カメラが取り付けられた簡素な部屋。よく見ると、部屋を歩く西川さんの腰からは太いコードが生えているのが分かります。この時点で何やら不穏な空気を感じますよね。 最終的に西川さんは腰から伸びているコードの“元”を引き抜き、その場に倒れます。コードが繋がっているということはやはり機械だったのかと思わせておいて、引き抜いたコードから緑色の液体が流れ出す演出に思わずゾッとしてしまいました。 人によって作られ、意思を持って行動する“人”とも“機械”とも言えない存在。“コーディネイター”は生物学上“人”ではありますが、なんだか考えさせられるMVです。 ちなみにT.M.Revolution Official YouTube Channelでは、本作の挿入歌となった『Meteor-ミーティア-』も公開中。『INVOKE-インヴォーク-』とあわせて、ぜひチェックしてみてくださいね。
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