テンマクデザイン「ペポクイックキャビン」
パンダ、炎幕、ムササビをはじめ、テンマクデザインのテント&タープはほかにはないデザインと秀逸アイデアが光るものばかり。それもそのはず、ツアーガイドほか1年中フィールドで活動する人々が自身の体験をもとに「あったらいいな」を盛り込んでいるのですから、とんがったプロダクトになるのも当然です。【細部の構造・設営工程を見る】「ペポ」シリーズもアウトドアのプロが設計しており、最新機能とレトロな雰囲気を組み合わせた注目アイテム。なかでも「ペポクイックキャビン」(7万6780円)はワンタッチテントをベースとしていて設営簡単、アレンジ多彩で使い勝手のよいシェルターとなっています。
設営はとにかく簡単
上から「ペポクイックキャビン」のフレーム(100×20×20cm)、幕と小物(98×23×22cm)で合計20.86kg。一番下はペポシリーズのテント「ペポライト」(60×25×25cm、8.02kg)
「ペポクイックキャビン」はワンタッチテントをベースに、TC素材の幕をかけることで誰もが簡単に設営できます。「ペポクイックキャビン」は直線的な柱が印象的なワンタッチテントがベースなので、お世辞にもコンパクト収納というわけではありません。スリムですががっちりした細マッチョ系といったところ。
完成。そばに置いたクルマとジョイントしたり、左右を張り出してリビングを拡張したりも思いのまま
4本の柱、屋根を構成するクロス型のフレームを並べます。柱と柱を連結ポールでつなげます。赤いパーツがカチッと音がするとロックした証。確実に接続できたことがわかるのがいいですね。屋根のフレームを柱の穴に差し込んだら、幕をかけます。ベルクロで固定してから柱を伸ばすので、小柄な人でも無理なく設営できるんですね。それにフレームは前後左右同じスクエア形状なので、幕の角をどの柱に合わせても大丈夫。前はどっち? とフレーム周辺を歩き回る必要はありません。柱を伸ばしてペグダウンすれば完成。スチールフレームがTC幕をしっかり支えています。完成した「ペポクイックキャビン」は格子窓と縦長のドアパネルがとってもキュート。自立するフレームに前後左右対称の幕をかぶせる構造のため、柱部分のファスナーを開放すれば4面すべて巻き上げ&張り出しOK! ロッジ型テントでもこんな機能はめったにありません。そばに置いたクルマとジョイントしたり、左右を張り出してリビングを拡張したりも思いのままです。